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仕事ができない人の特徴|現場監督13年の経験から対策を提示

2019年9月30日

仕事ができない人の特徴|現場監督13年の経験から対策を提示

こんな方におすすめの記事です

  • 仕事ができなくて悩んでいる
  • 現場監督を任されているが辛い
  • 仕事ができるようになる改善策を知りたい
  • 部下や上司に仕事ができない人がいて困っている

仕事ができないというのは、若いうちは案外気にならないものですが、年齢を重ねた時に仕事ができないと、辛い状況になってしまいます。

管理職や現場の責任者になると『できないでは済まない状況』に置かれることから大きなストレスとなり、メンタル疾患などの原因にもなってしまいます。

私は大手電機メーカーで13年ほど現場の取り纏めとして仕事をしていたので、経験をもとに『仕事ができない人の改善策』について紹介していきたいと思います。

個人の仕事の能力は、全体的な効率や収益に大きく影響するので、早期に改善する必要があります。

この記事を参考にすることで、仕事ができない原因を分析して改善することができるようになり、前向きに仕事に取り組むことで成果を出すことができるようになるでしょう。

仕事ができる・できないの判断は難しい?

仕事ができる・できないの判断は難しい?

そもそもですが、仕事ができるかできないかの判断は意外と難しいのです。

例えば同じ仕事を依頼しても、Aさんは10分で終わるのにBさんは20分掛かりましたが、この場合、Bさんは仕事ができないという判断をされる場合があります。

しかし、仕事の内容によっては、Bさんの方が早いケースも発生します。

なので、仕事ができる・できないの判断は難しいのです。

この場合、個人のスキルに加えて『適材適所』の判断が間違っていないのか?を疑う必要があります。

仕事のミスが多い場合は?

では同じミスを繰り返してしまう人がいるとして、それはどう考えるべきでしょうか?

仕事は適材適所で行わないとミスも多くなります。

適材適所の環境作りができていないのに、相手に必要以上の成果を求めたり、ミスを責めたりしてはいけません。

個人のスキルには違いがあるので、同じレベルを求めてしまうと、できない人も出てきますが、この場合は仕事ができないのではなく、うまく仕事を割り振りできていないのが原因です。

個人のスキルを十分に活かして効率化を図る

仕事を効率化するためには個人のスキルを上げて適材適所を行う必要があります。

個人のスキルを活かす方法

  • 個人のスキルを見えるかして把握する
  • 個人の特性に応じた仕事の割り振りを行う
  • 個人に求める成果を明確にして本人も自覚する

個人の能力を十分に活かすには、どれくらいの能力があるかを把握しなくてはいけません。

そのためには各能力を数値化して表にするなどの『見える化』を行うと得意な分野や苦手なことが明確になり、今後の課題なども見えてきます。

仕事の効率化を行う場合は、できないことを克服する努力も必要ですが、組織として仕事をする場合には、得意な分野を担当してもらって、さらに能力を伸ばす方が有益です。

その人が一番何に向いているかを見極めることが重要になります。

まとめ

ここまでの話をまとめると、仕事ができないと判断する場合には、その人にとってふさわしいポジションで仕事が与えられているかを確認する必要があります。

誰しも苦手なことはあるので向いていない環境に置かれてしまい、仕事ができないと判断するのは違います。

仕事ができない人の特徴と改善策

仕事ができない人の特徴と改善策

ここでは、私の経験から仕事ができない人の特徴と改善策について考えてみます。

仕事ができない人には同じような特徴や共通点が見られるので、原因を分析することで改善すべきことが見えてきます。

仕事ができないと思う場合や、周りに仕事ができない人がいる場合は、これから紹介する特徴に該当していないかチェックして改善を行ってみてください。

仕事ができない人の特徴

  1. 仕事に来るのがギリギリ
  2. 仕事は常に人に聞くスタンス
  3. 仕事ができる人を観察できていない
  4. マイペース(周りを意識しない)
  5. 理解力が低い
  6. 楽をする方法を考えない
  7. 仕事が合っていない

それでは個別に解説、ならびに改善策を考えていきましょう。

特徴1:仕事に来るのがギリギリ

仕事の開始時間ギリギリに来る人は、仕事ができる人かできない人のどちらかに偏ることが多い傾向にあります。

仕事ができる人の場合は、仕事をスタートしてからの動きを見ても、瞬時に段取りを頭の中で組み立てることができて、効率良く仕事もこなしてしまいます。

逆に、仕事ができない人でギリギリに出社する人は、仕事に対して意欲的ではないことが多く、

  • 「誰かがやるだろう?」などの他人任せの考え
  • 来ることが仕事になっている

場合があります。

改善策

  • 可能な範囲で余裕をもって出社するように伝える
  • 1日の仕事のスケジュールを確認する

なかなか遅刻ではないので了承してくれない人もいますが、慌てて仕事を始めると、ミスや事故の原因にもつながります。理解を求めて協力してもらいましょう。

特徴2:仕事は常に人に聞くスタンス

同じことを何度も聞いてくる人がいますが、このような人は仕事の覚えも良くありません。

なぜなら、「困ったら聞けば良い」というスタンスで仕事をしているので『考える』という行動が乏しいからです。

困ったことが起きた時に考えることで成長していくのですが、最初から人に頼る人はなかなか成長しないでしょう。

改善策

  • 聞く前に考える習慣を身に付ける
  • 聞く時間・聞かれる時間がロスだという認識を持つ
  • 同じことを何度も聞かなくても良い工夫をする

まずは時間の無駄について理解を求めましょう。聞く時間、聞かれる時間を考えると、多くの無駄な時間が発生してしまします。そのことを伝えましょう

もう一つは、同じことは何度も聞かなくていいように、メモをするなり自分で工夫するように伝えましょう。

「そこまで言わなきゃいけないの?」と思うかもしれませんが、残念ながら言わないとできない人もいます。

特徴3:仕事ができる人を観察できていない

『学ぶは真似る』とよく言いますが、仕事ができる人は、自分より仕事ができる人のやり方をよく見ています。そして良い方法があれば、すぐに取り入れていきます。

仕事ができない人は、他人の仕事の仕方などをあまり気にしません。

「自分と何が違うのだろ?」という疑問も持たないので、永遠に自分のやり方だけを行ってしまい、成長することができません。

改善策

  • 効率の良い方法を指導する
  • 結果の確認を行う
  • 褒める

自分で効率の良い仕事の方法を見つけられないのであれば、こちらからやり方を指導することも必要です。

必ずしもその方法がその人にとってベストな方法とは限らないので、結果の確認を行いましょう。

成果が感じられる場合は、褒めるなどのアフターフォローも必要です。

特徴4:マイペース(他人を意識しない)

マイペースでも結果を出している人はいますが、周りの人に迷惑が掛かる場合は改善が必要です。

組織として仕事をする場合は、相手のペースを把握して自分のギヤも変えていく必要があります。

チームワークができていないと良い仕事はできません。

改善策

  • 周りの状況を見るように意識付けを行う
  • チームワークの必要性を理解する

仕事にはチームワークが重要なことを理解して、視野を広くして仕事に取り組むようにしましょう。

特徴5:理解力が低い

自分ではしっかりと伝えたつもりでいても、相手は理解できていない場合があります。

その結果、ミスや事故が起きてしまい、大きな損失を生む可能性がるので注意が必要です。

理解力には個人差があるので、自分を基準にしてしまい、あたりまえと思ってはいけません。

改善策

  • 相手が理解できるように説明をする
  • 説明の理解度を必ず確認する
  • 理解できない説明は説明ではない

相手が理解していないのは伝えていないのと同じです。必ず説明した後に、相手が理解しているか確認しましょう。いくつか質問をしてみて、理解をしているか確認するのも手段です。

もう一つの確認方法として、教えたことを説明してもらうのも良い方法です。違和感がなければ理解しているので大丈夫ですね。 

特徴6:楽をする方法を考えない

仕事ができる人ほど意外と面倒くさがりですが、効率よく仕事をこなしているのが特徴です。

なぜかというと、面倒だから楽で速く終わる方法を常に考えて実行しているからです。

仕事ができない人は効率化を考えないので、時間が掛かる面倒な方法を行ってしまう傾向にあります。

改善策

  • 目標を設定する
  • 時間を意識する
  • PDCAサイクルを行う

目標設定をすることから始めてみて、結果を確認してみましょう。

結果が出ない場合は、やり方変えて検証するといったPDCAサイクルを行うと効率よく仕事ができるようになります。

PDCAとは

PDCAは以下のようなことを表します。

P『Plan』=計画
D『Do』=実行
C『Check』=評価
A『Action』=改善

計画を立てたら実行してみる→結果を見て改善する。

この流れを繰り返すことで、目標を達成するために最善な方法を探すことができます。

特徴7:仕事が合っていない

極論になりますが、そもそも仕事が合っていない人も中にはいます。

自分の好きな仕事や得意な仕事に就ける人は一握りです。

仕事の内容が自分には合わなくて悩んでいる人は多くいます。

仕事に合わせる努力は必要ですが、ストレスや将来性を考えると続けることが良いことではない場合もあります。

改善策

  • 自分に向いているか判断する
  • 将来性を考える
  • 転職も視野に入れる

向いていないと判断した場合は、適材適所を考えて部署の移動願いを行ってみましょう。

移動先がない場合は、自分のストレスの度合いに応じて転職も視野に入れる必要があります。

まとめ:「仕事ができない」と嘆く前に確認すべきことがある

まとめ:「仕事ができない」と嘆く前に確認すべきことをチェック

仕事ができないと判断する場合にはいくつかのことを確認してからです。

  • 適材適所が行えているか?
  • 指導力不足がないか?
  • 個人のスキル不足なのか?

仕事ができない原因に指導者の指導不足によることも多くあります。

仕事ができない場合には必ず原因があるので、分析して改善してください。

確認するポイント

  • 指導が行き届いているか
  • 適材適所で仕事ができているか
  • 求めている成果の目標設定は妥当か
  • 目標設定はできているのか
  • PDCAをうまく回せているか

これらのことを「仕事ができない」と嘆く前に確認してみてください。

やるべきことが必ず見えると思います。

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  • この記事を書いた人

Masaya

はじめまして、フリーランスWebライターのMasayaです。 大手電機メーカーを転職後フリーライターとして、さまざまなジャンルの執筆に携わっています。ブログでは、これまでの経験から得たノウハウや情報を発信しております。

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