こんな方におすすめの記事です
- 公務員を辞めたいと思っている
- 公務員の仕事が面白くない
- 民間企業に転職したい
不景気で民間企業の倒産が相次ぐ中、公務員は安定しているので人気です。
ゆえに倍率も高いので簡単になれるものではありませんが、いざ仕事をしてみると、型にはまった仕事が多いなどの理由から「自分には合わない」と思ってしまう人も多いのではないでしょうか?
この記事では公務員を辞めたいと思っている人へ『民間企業に好条件で転職する方法』を紹介しています。
この記事を読むことで、公務員を辞めることへの迷いをなくし、最短で民間企業に転職することが可能になるでしょう。
目次
公務員を辞めたい理由の整理
「公務員を辞めたい?」と周りの人に言うと、「辞めるのはもったいない!」という返事が返ってくるかもしれませんが、公務員だから嫌な仕事に耐えられるということはありません。
公務員だろうと民間企業だろうと『仕事』というところでは同じです。
仕事に対して多くの悩多くの悩みやストレスを抱えてしまうと辞めたくなるのは当然です。
公務員を辞めたい理由を整理
まずは辞める前に「なぜ公務員を辞めたいのか?」を整理してみましょう。
辞めたい理由を整理しないと、公務員を辞めて民間企業に転職しても同じ悩みに遭遇するかもしれませんよね?
公務員の仕事に原因があるのかを確認する必要があります。
こちらのデータは、厚生労働省のホームページで閲覧できる記事『教職員の離職理由の統計データ』です。
上記のデータを基に『離職を真剣に考えた理由』をまとめると、以下のような理由が多いことが分かります。
離職理由ベスト5
- 職場の人間関係
- 多忙な労働環境
- 能力不足や挫折
- 理想と現実の違い
- 病気や体調不良
内容を見ると教職員に限った理由はないのが分かります。
そこで、今回はこれらのデータをベースにして『公務員を辞めたい理由』について考えてみます。
公務員を辞めたい理由(例)
- 人間関係が悪い
- 業務が多忙
- 能力不足や挫折
- 理想と現実の違い
それでは、詳しく解説していきます。
辞めたい理由1:人間関係が悪い
人間関係は仕事を行う上で、なくすことができない厄介な問題です。
公務員の場合は特に縦の関係はしっかりしているので、面倒な上司の下についてしまった場合には最悪な職場環境となってしまいます。
対処方法としては「仕事と割り切る」しかないのですが、とはいえストレスが溜まってしまうのは事実です。
残念ですが、他人の考えや価値観を変えることはできないので、自分を変えるしかありません。
仕事の人間関係の悩みに関しては以下の記事でも紹介しているので、参考にしてください。
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【解決】人間関係の悩みで仕事を辞めたい時の改善策とアドバイス
辞めたい理由2:業務が多忙
公務員と聞くと、『残業無し・定時退勤』のイメージがあるかもしれませんが、実はそんなことはありません。
実は、逆に残業が多く、残業代もつかないというブラックな実態もあります。
【参考】知り合いの中学校の先生の話
先日、息子が中学時代に野球部でお世話になった顧問(先生)と久しぶりにお酒を飲む機会がありました。
「先日、最近は忙しいですか?」とお尋ねすると、「毎日仕事が終わるのは、22時を過ぎますね」という答えが帰ってきました。
以前から教職員の仕事は忙しいとは聞いてはいましたが、残業しても残業代も出ません。
これが民間企業なら必ず『ブラック企業』のレッテルが貼られるでしょう。
教職員を苦しめる特別措置法とは?
法律違反に感じるかもしれませんが、残念ながら違います。
公立学校の教員には次のような法律が定められていて、残業代が出ない仕組みになっています。
公立高校の先生を苦しませる決まりに「公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法」が関係しています。
教育職員については、時間外勤務手当及び休日勤務手当は、支給しない
引用:公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法 第三条-2
先生に限らず、他の公務員の職種でも残業が多いことに苦しんでいる公務員が多いのが現実です。
特に、これから公務員を目指す方は、決して公務員が定時で帰れる職業ではないことを知っておきましょう。
辞めたい理由3:能力不足や挫折
公務員の仕事に限らない話ですが、職種や業種・仕事でのポジションなどによっては、能力以上のスキルや結果を要求される場合があり、プレッシャーに押しつぶされそうになることがあります。
毎日思うように仕事ができないと感じてしまうと、やがてやる気もなくなり、自分を責めてしまうようになってしまいます。
「何でこの仕事を選んでしまったのだろう?」という後悔が増してしまい、ストレスとなります。
- 自分に能力がないのか?
- 自分に向いていない仕事なのか?
- 仕事を与える側の問題なのか?
これらを見極めてみる必要があります。
もしかしたら、あなたの能力の問題ではなく向いていない仕事の場合もあります。
以下の記事では『仕事に向いていない』と悩んだ時の対処法について紹介しています。
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仕事が向いていないから辞めたいと思った時に確認すべき5つのポイント
辞めたい理由4:理想と現実の違い
自分の好きな仕事や向いている仕事に1回で就ける確率は宝くじを当てるくらい難しいことかもしれません。
特に新卒の頃は仕事の経験がないことから『イメージで仕事を選んでしまい失敗する』ケースがあります。
仕事は実際にやってみなければ分かりません。
失敗したと思ったら、将来の為に、なるべく早目にやり直す方が良いでしょう。
自分に合わない仕事を続けても後で必ず嫌になります。
転職するなら、年齢が若い方が断然有利です。
公務員を辞める時の注意点
ここでは、公務員を辞める際に注意すべき点について紹介します。
後悔しないためにも認識しておきましょう。
辞める場合の注意点
- 収入が下がる可能性
- 選べる仕事が限られる可能性
- 退職時には引き止めにあう可能性
それでは、詳しく解説していきます。
注意点1:収入が下がる可能性がある
公務員から民間企業に転職した場合、収入が下がる可能性があります。
以下の表を参照してください。
出典:厚生労働省HP
平均年収の内訳
- 国家公務員:663万円
- 地方公務員:729万円
- 民間企業:437万円
データからも分かるように、公務員と比べて民間企業の平均年収は低いです。
民間企業の平均年収が低い理由
- 職種によって賃金格差が大きい
- 企業規模によって格差が大きい
- ボーナスの格差が大きい
民間企業に転職する際は、業種や規模によって賃金の格差が大きいので十分にリサーチする必要があります。
場合によっては賃金の低下を覚悟しなくてはいけません。
注意点2:選べる仕事が限られる可能性
年齢にもよりますが、民間企業に転職する際にはスキルや資格・経験をとわれる場合があるので未経験の仕事に就くには難しい場合があります。
まずは『スキルの棚卸』を行って、自分に何ができるのか?何が得意なのか?などの『強み』を整理してみましょう。
未経験でもOKな仕事では以下のような問題点があります。
- 収入が低い
- 労働条件が悪い
- 選べる職種が少ない
収入や労働条件の良い仕事に就くには専門技術を必要とする仕事を選ぶのが良いのですが、資格や経験が無いと、企業にとってメリットがないので難しくなります。
注意点3:退職時には引き止めにあう可能性
公務員に限らず退職する時には引き止めにあう可能性が高いと言えます。
辞めたい理由が曖昧だと引き止められた時に負けてしまい、仕事を続ける羽目になるので、強い決意で臨みましょう。
退職の引き止めに関しては以下の記事でも紹介しているので、参考にしてください。
-
【必見】退職を告げると90%の確率で引き止められるが問題なし!【即日辞める方法あり】
公務員の仕事を辞めたい人必見!【民間企業に好条件で転職する方法】
転職活動を行う場合は、ハローワークや転職サイト・仕事情報誌などのツールがありますが、良い条件の仕事に就くには『転職エージェント』に登録するのが圧倒的に有利です。
転職エージェントは無料で利用できて、希望の条件で仕事を探してもらえます。
これ前の経験を棚卸してもらって強みを見つけて企業へアピールしてもらえるので、未経験の職種への転職率も上げることができます。
転職エージェントを利用するメリット
- 求人の件数が多い
- 大手企業の非公開求人がある
- 希望条件で転職できる可能性が上がる
- 履歴書・職務経歴書の添削をしてもらえる
- 面接対策・日程調整をしてもらえる
- 条件の交渉をしてもらえる
公務員からの転職する場合は、民間企業で働いた経験がないことから不安が多いと思います。
また、自分だけでの転職活動には限りがあり、良い条件の仕事を探すことが難しいので、非公開求人が豊富な転職エージェントを利用して効率よく転職活動を行いましょう。
以下の記事では、転職エージェントの利用方法・おすすめの転職エージェントの紹介を行っています。
転職エージェントを利用したことがない人は、ぜひ参考にしてください。
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転職エージェントとは?サービス内容や利用方法などを詳しく紹介!
公務員の仕事を辞めたい人必見!【民間企業に好条件で転職する方法】
公務員という働き方が合わないと感じた場合は、民間企業の仕事について調べてみて合うようなら転職するのも良いと思います。
転職にはリスクが付きものですが、公務員に限ったことではありません。
ポイント
- 辞めたい理由を整理する
- 仕事に求めるものを明確にする
- 転職する時には転職エージェントなども利用する
1回で好きな仕事に就ける人はごく少数です。
自分に向いた仕事を見つけるには数回の転職を行う必要があるかもしれませんが、諦めずに進んでいきましょう。
世の中に仕事はいくらでもあるので問題ありません!