こんな方におすすめの記事です
- 退職したいけど引き止められそうで不安
- 引き止めにあっていて困っている
- 引き止められない方法を知りたい
- すぐに退職できる方法を知りたい
仕事を辞める時の悩みの一つに「引き止めにあったらどうしよう?」という悩みがあると思います。
私は5回の転職経験がありますが、実際に高い確率で引き止めにあってきました。
この記事では、退職の引き止めに対する対処法を中心に紹介していきます。
この記事を参考にすることで、引き止めへの対処法を知ることができ、スムーズに退職することができるでしょう。
目次
退職を告げると90%の確率で引き止められるが問題なし!
「退職したいと」伝えると90%以上の確率で引き止められますが、問題ありません。
退職の自由は法律でも定められているので辞められない仕事はありません。
最低でも2週間前に申し出れば退職することは可能です。
労働基準方(退職について)
正社員などのように、あらかじめ契約期間が定められていないときは、労働者は少なくとも2週間前までに退職届を提出するなど退職の申し出をすれば、法律上はいつでも辞めることができます(会社の就業規則に退職手続きが定められている場合はそれに従って退職の申し出をする必要があります。
引用元:厚生労働省資料 2020年現在
このように、退職の自由は法律で定められているので問題ありません。
とはいえ、現実的にはそう簡単にはいきませんよね?
引き止められることは予想しておこう
仕事を辞める手順として、まずは上司に退職を伝えることになりますが、高い壁になります。
必ずといって良いほど引き止められるので、予想しておきましょう。
上司によっては自分の体裁を気にする人もなかにはいます。
- 職場の環境がわるいと思われたくない
- 良い指導ができていなかったと思われたくない
自分にとってマイナスの評価にもつながるので辞められるのを嫌うくだらない上司もいます。
よくある返答
- 今は忙しい時期だから無理
- 代わりの人が育つまで退職は無理
- 考え直して、もう一度頑張ってみてほしい
あの手この手で引き止めてきます。
退職する時は、なるべく引き止められないように準備をする必要があります。
会社が引き止めを行う「本当の理由」と対処法
「あなたのことを思って引き止めている」的な人がいますが、そのようなことは本当に親しい仲でしか起きないことです。
引き止めを行う本当の理由は、次の3つがほとんどかもしれません。
引き止める本当の理由
- 会社のバランスが崩れるから
- 辞められると仕事が忙しくなるから
- 引き止めれば考え直す可能性があるから
それでは、詳しく解説します。
理由1:会社のバランスが崩れるから
会社は、今まで上手くまわっていた環境が崩れることをすごく嫌がります。
悪い言い方になりますが、従業員は所詮会社の歯車の1つとしか思っていない経営者もなかにはいます。
歯車がひとつ外れると会社のバランスが崩れてしまうので、会社としては大きな損害です。特に仕事ができる人が抜ける場合は、会社としては大変な事態になってしまいます。
小さな会社になると、経営にも大きく影響するので、かなり厳しい言葉を浴びせてくる場合もあるので覚悟が必要です。
対処法
自分がいなくても仕事がまわる環境を作ることがポイントです。
自分にしかできない仕事があれば早目に引き継ぎを行って辞める準備を整えておきましょう。
理由2:辞められると仕事が忙しくなるから
人が抜ければ残った人に仕事の負担が発生してしまうので、辞めて欲しくないのは当然です。
引き止めを行う一番の理由といっても過言ではありません。
辞められても、自分に被害が及ばない場合は、たいして何とも思いませんよね?
こればかりは仕方のないことかもしれません。
対処法
なるべく早く退職することを伝えて『人の補充を依頼する』・『仕事の内容を変更する』などの準備をして進めてもらい辞めやすい環境を作ることが大切です。
これまでの経験から、退職に掛かる期間は2~3ヵ月は必要になると思います。
会社にも準備をする期間が必要になるので、辞める日を決めたら、計画的に行動するように心がけましょう。
相手(会社)に準備の時間を与えることが気持ちよく辞められることにもつながります。
過度なストレスなどが退職の原因の場合は『計画的な行動』よりも健康を優先すべきです。
理由3:引き止めれば考え直す可能性があるから
特に新卒の方や若い方は引き止めに負けてしまい、退職することを諦めてしまう場合があります。
上司はそれなりに人生の経験も豊富で退職者に対する対応にもなれています。
「まだ1年目なのに今の仕事の何が分かるんだ?3年頑張ってみてから決断しろ!」などとドラマで使うセリフのようなことを言ってくる人もいます。(実際に私が言われた言葉ですが・・・)
引き止めのパターン
- 退職することを伝える
- 引き止められる(1回目)→再度相談を予定
- 2回目の退職を伝える
- 引き止められる(2回目)
- 退職を伝える
- さらに続く・・・
こんな感じで引き止めに長期間あっていると、心が折れて退職することを諦めてしまします。
対処法
会社を本気で辞めたいのなら、何を言われても考えを変えない強い意志で臨みましょう。いろんな理由で引き止めてきますが、受け入れてはいけません。
強い意志を相手に伝えることが大切です。
まとめ
あなたのことを思って引き止めてくれる人もいますが、多くの場合、会社の都合で引き止めてきます。
折れない気持ちと早目の準備が大切です。
引き止められにくい退職理由で回避しよう
理解が得られないことが予想される場合は、退職する時に本当の理由を言う必要はありません。
本当の理由を言っても言わなくても辞めることに変わりがないからです。
退職する上で大事なこと
- 時間を掛けずに辞めること
- 後腐れなくやめること
退職すると決めたらスムーズに最短で退職することが重要です。
人として本当のことを言いたいのは分かりますが、退職理由が人間関係などの場合は、本当のことを言うことで退職までの期間、仕事もやり辛くなるだけです。
理由によっては引き止めにあうことにもなりかねないので、納得してもらえて引き止めることができない退職理由にするのがベストです。
引き止められにくい退職理由
- 親の介護
- 親の仕事を継ぐ
- どうしても叶えた夢がある
- 結婚(女性の場合)
- 体調が悪い
これらの理由なら引き止めることは難しいでしょう。
お互いが嫌な思いをしない退職理由がベストです。
理不尽な引き止めに対する「最終手段」
何を言っても辞めることを受け入れてくれない場合は、それなりの対応を行いましょう。
繰り返しになりますが、労働者は自分の仕事を選ぶ権利があるので、法律上負けることはありません。
退職が長引くと時間がもったいないし、余計なストレスです。
ただしバックレるのは良くありません。後で不利になるのでやめましょう。
理不尽な引き止めに対応する2つの手段
理不尽な引き止めに対応する手段を2つ紹介します。
- 労働基準監督署に相談する(無料)
- 退職代行サービスを利用する(有料)
対応手段1:労働基準監督署に相談する
会社側が不当な対応をする場合は『労働基準監督署』に相談するのは有効な手段です。
法律違反を犯しいているのは会社側なので、指導を行ってもらいましょう。
無料で相談できるので気軽に利用できますが、すぐに対応・退職とはいかないので、少しの時間頑張る気持ちが必要になります。
相談する場合は、以下の各都道府県の相談所に相談してください。
労働基準監督署は本人が依頼しないと対応することはできません。
対応手段2:退職代行サービスを利用する
有料になりますが、会社と合意ができない場合は『退職代行サービス』を利用することをおすすめします。
退職代行サービスを利用すると退職を代行して行ってくれます。
サービス内容
- 退職日の設定
- 有給休暇消化の申請
- 退職金の支払い請求
- 未払い給与や残業代の支払い請求
- その他の退職サポート・相談
退職代行サービスは有料ですが、最短で即日退職することが可能です。
会社の人と顔を合わせることなく退職したい人向けのサービスです。
退職代行サービスに関しては、以下の記事で詳しく紹介しています。
価格・信頼性・退職成功確率100%こだわって厳選した退職代行サービスを紹介しています。
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【即日退社可能】おすすめの退職代行サービスを厳選して紹介します!
強い気持ちで退職の意志を伝えよう
退職を伝える時は、強い意志をもって相手に伝えてください。
中度半端な気持で臨むと相手も強い気持ちで引き止めにくるので丸め込まれてしまいます。
初めて退職する場合は、経験がないので相手に言いくるめられてしまい、諦めてしまう場合があります。
その時は仕方ないと納得しても、後から「やっぱり辞めるべきだった」と後悔するでしょう。
私の経験上、一度辞めたいと思ってしまった仕事は簡単には好きにはなれません。
退職する決意をしたら強い気持ちで話し合いに望みましょう。
まとめ:引き止めは想定内【辞められない仕事は存在しない】
退職する時には、引き止めにあうのは仕方ないかもしれません。
ある意味では、あなたが今までしっかり仕事をしてきた証拠だと思います。
辞めることができない仕事は存在しないので安心してください。
ただし、なるべく早く退職したい場合は、相手の出方次第で柔軟な対応が必要となります。
まとめ
- 辞められない仕事はない
- 退職を伝えるには少し勇気が必要
- 引き止めに対する対応策が必要
- 理不尽な引き止めは第三者に相談
- 最悪の場合は退職代行サービスを利用
- 引き止めにくい退職理由で引き止めを回避
- 強い意志で退職を伝えよう
仕事を辞めると覚悟したら、何を言われてもゆるがない気持ちで臨んでください。
「仕事を辞めます!」
「考え直すつもりはございません!」
とハッキリと伝えましょう。
以下の記事では私の転職経験から、退職に関してアドバイスしています。
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仕事を辞めたいと思った時は「理由を整理して改善」してみよう