こんな方におすすめの記事です
- 仕事が嫌で転職したい
- 正社員の仕事に不満を感じる
- 正社員として働くことに疑問を感じる
- 非正規雇用のという働き方について知りたい
現代は正社員と非正規雇用社員が同じ仕事をする環境になっていますが、会社によっては正社員の責任が重く、ストレスを感じている人は多いのではないでしょうか?
この記事では、「正社員を辞めたい」・「非正規雇用として仕事をしてみたい」という人に、辞める場合に確認すべきポイントなどについて紹介しています。
最近では派遣社員が多くを占めている会社もめずらしくない時代になり、正社員と非正規雇用の格差をなくす『同一労働同一賃金』も導入されたことを考えると、正社員であることに魅力があるとは思えかないかもしれません。
この記事を読むことで、正社員としての働き方に対する疑問を整理することができ、これからの時代をどのように生きて行くべきかが明確になるでしょう。
目次
正社員を辞めたいと思う理由
正社員を辞めたくなる理由として会社の指示やルールに合わせる必要がある不自由が挙げられます。
労働条件が良くない・人間関係が悪い・ノルマが厳しいなど様々な不満があります。
以下の表は厚生労働省が発表している『若者の離職理由』です。
上記の資料と私の経験・世の中の声を参考に正社員を辞めたいと思う理由について解説したいと思います。
正社員を辞めたいと思う理由
- ストレスが大きい
- 人間関係がつらい
- 給料に不満
- 労働時間が長い
- 休日出勤が多い
理由1:ストレスが大きい
仕事のノルマや人間関係・責任感などから大きなストレスを感じてしまいますが、正社員である以上はストレスから逃げることができないのも現実です。
ストレスを緩和するには、休日に趣味を楽しむ・仕事と割り切るなど上手にストレス発散をすることが大切です。
長期間ストレスに支配されるとメンタル疾患になる恐れもあるので十分に注意しましょう。
私も以前にストレスで身体を壊してしまった経験がありますので、参考にまでにご覧ください。
-
うつ病で仕事を辞めたいなら先延ばしは危険!【私のうつ病体験談を参考に】
理由2:人間関係がつらい
仕事は人との関係が多く発生して成り立っています。
- 上司
- 部下
- 同僚
毎日顔を合わせなければならない人と相性が合わないと耐え難いものがありますよね。
他人の考えや行動を変えることは不可能です。仕事と割り切って自分が変わる努力をするしかないでしょう。
仕事で人間関係に悩んだら以下の記事を参考にしてください
-
【解決】人間関係の悩みで仕事を辞めたい時の改善策とアドバイス
理由3:給料に不満
「これだけ働いているに、この給料!?」という具合に会社に貢献しているのに、給料が見合わないという不満も正社員にはよくあることです。
会社員が仕事の評価を確かめる手段の一つが収入です。
もしも、仕事が評価されないのであれば、会社に影響力を持っている人に認めてもらえる環境を作りましょう。
これは「こびをうる」わけではなく、アピールする人を間違えると出世しないという意味です。
理由4:労働時間が長い
労働時間が長いと自分の自由な時間がなくなるため生活が楽しくなくなり、仕事へのやる気もなくなってきます。
会社の方針を変えることは難しいので、どうしても労働条件の不満が解消されない場合には転職することも視野に入れる必要があります。
納得のいかない労働環境で定年まで働くことを考えると気が遠くなります。
コスパよく働く手段は世の中に沢山あることも事実です。
理由5:休日出勤が多い
先程の労働時間が長いという事例と同じになりますが、休日出勤に関して不満を持っている場合も同じように納得いかない場合には転職を考えても良いと思います。
2020年からは週休3日制度を導入する企業も増えてくる中で、週に1日しか休みがない労働環境の仕事を続けるにはそれなりの目標がないと難しいですね。
労働条件を見直してくれない場合には、自分が行動して環境を変えるしかありません。
4・5の労働環境の問題については、会社が労働基準法に違反していないか確認してください。
違反がある場合には労働基準監督署へ連絡を行って指導してもらう必要があります。
正社員を辞めることによるメリットとデメリット
正社員を辞めたいと思っても、そう簡単に辞めれらるものでもありませんよね?
その理由としては、仕事を辞めることでのデメリットに関して不安を感じてしまうからですが、逆にメリットもあります。
ここでは、正社員を辞めることでのメリットとデメリットという形で考えて整理してみましょう。
仮に正社員を辞めて派遣やバイトなどの非正規雇用として働くと仮定しましょう。
正社員を辞めるデメリット
まずはデメリットについて見てみましょう。
デメリット
- 収入が下がる場合がある
- 住宅ローンのなどの大きな融資を受ける際に審査が通らない可能性がある
- 景気が悪くなると雇用を打ち切られる場合がある
- 年数を積み上げても時給の上り幅が少ない(ない場合もある)
収入に関しては、勤続年数にもよりますが、派遣社員になることで時給が上がることもあります。しかし、トータルの収入で計算するとボーナスの影響から正社員の方が収入は多くなります。
派遣社員として働く場合には派遣会社の社員として登録できる会社もあり、その場合には、
- 時給の上り幅に上限がない
- ボーナスが支給される(10万円程度)
などの特典があります。
正社員を辞めるメリット
続いてメリットを見てみましょう。
メリット
- 責任やストレスが軽減される
- ノルマや無理な要求から解放される
- 仕事を柔軟に選ぶことが可能になる
- 上司や部下の関係が無くなる
派遣社員になると、1つの仕事を長期間行う人もなかにはいますが、自分が望むのであれば、定期的に仕事を変えることが可能になるので、様々な業種の仕事を経験することでスキルを済み上げるとができます。
上司と部下といった縦の関係もなくなり余計なストレスやパワハラから解放されて精神的に楽になります。
正社員を辞める前に確認するべき重要なポイント
仕事を辞める時には慎重になり過ぎると行動に移すことができなくなるので、ある程度勢いで辞める必要がありますが、辞める前に確認すべきことについてはおさえておきましょう。
後で後悔しないようにするために大事なことです。
重要なポイント
- 今の仕事を辞めたい理由の整理
- やりたいことを明確にする
- 辞めることで問題が解消できるか確認
それでは個別に解説していきます。
ポイント1: 辞めたい理由の整理
「仕事を辞めたい!」という気持ちが強い時には冷静な判断ができない状態に陥るので、辞める前にもう一度冷静になって、なぜ今の仕事を辞めたいのかを整理しましょう。
整理すべきこと
- 辞めたい理由を紙に書き出す
- 改善できることがないか考える
- 次の仕事で改善できるか確認する
辞めたい理由を紙に書き出してみて改善できることはないか確かめてみましょう。
改善する努力をしないで転職しても同じ悩みで困ることになるかもしれません。
最善を尽くしてから次に進むことが大切です。
ポイント2:やりたいことを明確にする
転職する理由が現状の辛さを回避するためだけになってしまうと後悔するかもしれません。
具体的にやりたいことや、理想の生活をイメージして、どのような仕事に就けば理想を叶えることができるのかを考えてみましょう。
今の仕事が嫌だからという理由で辞めても一時的な幸福感しか得られません。
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- やりたい仕事を明確にする
- 楽しいと思える仕事の条件を整理する
- 気持ちを満たすために必要なことを書き出す
希望を満たすために必要なことを明確にすることで理想の仕事を探すことができます。
何がやりたいのか分からない状態では、理想の生活を手に入れることは難しいでしょう。
ポイント3:辞めることで問題が解消できるか確認
未来のことはやってみなければ分からないのですが、仕事を変えることで問題が解決できなければ意味がありません。
今の仕事が嫌なのか?それとも「そもそも仕事をすることが嫌なのか?」は重要です。
仕事を辞める前にもう一度、次の仕事では問題が解消できるのか慎重に判断すべきです。
見出し(全角15文字)
- 問題を明確にする
- 問題を解消できる手段を明確にする
- 次の仕事では問題ないか慎重に判断する
仕事で嫌な面があっても取り組む仕事への熱意や将来への期待がある場合には頑張ることができますが、やるべき意味を感じない仕事では不満になってしまいます。
後で同じことで悩まないためには、何が問題で具体的に何をどうすれば解消できるのかを明確にしておく必要があります。
仕事を辞めたいのに引き止められた場合の対処法
私はこれまでに5回の転職経験がありますが、正社員の場合は「仕事を辞めたい」と会社に伝えても「はい分かりました」とは簡単にはいかないことが多く、必ずといって良いほど引き止められます。
退職を引き止める理由
- 人手が足りなくなる
- 人が抜ける体制の変更などの手間が生じる
- 引き止めることで考え直すと思っている
引き止めを行う理由は決してあなたのことを心配してくれているわけではなく、多くの場合が会社の都合です。
辞めると決めたら、強い決意で臨まないと引き止めに負けしまうこともあります。
以下の記事では、自身の体験をもとに引き止めの対策について紹介しています。
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【必見】退職を告げると90%の確率で引き止められるが問題なし!【即日辞める方法あり】
引き止めは退職代行サービスで即解決
結論として辞められない仕事は世の中に存在しませんが、しつこい引き止めは後を絶ちません。
どうしても会社が理不尽な対応で退職できない場合は『退職代行サービス』を利用すれば即解決します。
退職代行サービスは、あなたの代わりに退職の手続きを行ってくれるサービスで、最短で即日退職することが可能です。
不当な引き止めにあって退職できなくて困っている人は一度相談してみてください。
以下の記事で紹介している退職代行サービスは、実績・価格共におすすめできる会社に厳選して紹介しています。
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【即日退社可能】おすすめの退職代行サービスを厳選して紹介します!
正社員の魅力が激減【これからの時代は非正規雇用でも問題なし】
派遣社員やパートやバイトなどの非正規雇用で仕事をしている人や、これから派遣社員で働こうと思っている人に朗報です。
派遣社員も正社員と同じ仕事をしているのに給料や手当・福利厚生に差があるにはおかしいとは思いませんか?
そんな理不尽な労働環境を改善するために国が政策を行ってくれました。
それが『同一労働同一賃金』という制度です。
- 大手の企業は2020年の4月から開始
- 中小の企業は2021年の4月から開始
同一労働同一賃金の詳しい内容については、以下の記事をご覧ください。
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【同一労働同一賃金】制度開始で企業に起こりうる危機と期待できない未来
正社員としての魅力が激減
同一労働同一賃金は非正規雇用の人にとってはありがたい制度ですが、企業にとってはリスクしかありません。
企業への負担
- 人件費の増加
- 退職者の増加
上記の2点を詳しく解説します。
派遣社員の待遇を正社員と同じにすると当然ですが、給料の面で水準を上げる必要があるので、人件費が掛かることになります。
もう一つの問題としては、派遣社員と正社員の格差がなくなれば、ストレスや責任を負わされる正社員として働く必要がなくなるので退職してしまう正社員が増えるでしょう。
「好きな仕事をストレスなく行う」という新しい仕事のスタイルが確立するかもしれません。
【悲報】企業の打開策あり
企業が素直に同一労働同一賃金を受け入れて対応してくれるとは思いません。
企業の規模が小さいと対応できないのが現実でしょう。
リスクを回避するためにあらゆる手段が考えられますが、正社員にも悪影響が及ぶことが予想されます。
企業の打開策
- 派遣社員の人件費を抑えるために、正社員の賃金の水準を下げる
- 派遣社員の雇用を減らす
同一労働同一賃金の導入で格差を埋めることになると考えられるのは、正社員の賃金を下げることです。そうすれば、企業は負担を減らすことができますが、正社員にとっては大迷惑ですね。
次に考えられるのは単純に人件費を抑えるには、派遣社員の雇用を減らすことですが、その結果、一人の仕事の負担が大きくなり、負担が大きくなると転職者も出てくることが予想されます。
まとめ:正社員を辞めてもリスクが少ない時代に変化する
2020年4月の同一労働同一賃金の導入をきっかけに正社員としての魅力が減り、これからの働き方が大きく変わるでしょう。
責任やストレスは多いのに、賃金や労働条件が非正規雇用と同じになれば、正社員としての魅力もなくなり、転職することへのリスクも少なくなります。
正社員なら安定・定年まで一つの会社で働ける時代は崩壊しつつあります。
- 終身雇用の崩壊
- リストラの増加
- 早期退職の年齢引き下げ
- 年功序列の崩壊
様々な不安材料があり、いつ転職をよぎなくされるか分からない時代です。
今行うべきことは、正社員にこだわることではなく、将来を生き抜く力を身に付けることではないでしょうか。
資格を取る・副業を始める・いろんな経験を積むなどの行動を起こして、自分にしかない強みを身に付けておきましょう。